使用説明書RICOH IP 500SF

WSDスキャナー(Pull型)を使用するための準備

WSDスキャナーを使用するためには、事前に以下の準備が必要です。

  • WebブラウザーでWSDを有効にする

  • 機器を登録する

重要

  • 対応OSについて

    • WSDに対応するOSは、Windows Vista以降、Windows Server 2008以降です。使用できるエディションについては、使用しているコンピューターの説明書を確認してください。

    • 一部のOSでは、WSDスキャナーの機能が使用できないときがあります。

  • 個人認証またはユーザーコード認証を設定したときの制限事項

    • WSDスキャナー(Pull型)

      個人認証またはユーザーコード認証によって使用者が制限されているとき、WSDスキャナー(Pull型)の機能は使用できません。

  • 機器を登録するには管理者権限が必要です。Administratorsグループのメンバーとしてログオンしてください。

  • 本機とクライアントコンピューターが異なるネットワークセグメントに接続されているときや、Windows 10のネットワーク検索が無効になっているときは、本機が検出されません。詳しくは、Windowsのヘルプを参照してください。

WebブラウザーでWSDを有効にする

WSDスキャナーを使用するには、クライアントコンピューターからWebブラウザーで以下の設定が必要です。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)

  • WSDプロトコル(工場出荷時の設定:[有効]

    IPv4を使用するときは、[機器の管理][設定]>「ネットワーク」の[IPv4][WSD(Device)][WSD(Scanner)]を有効にします。

    IPv6を使用するときは、[IPv4][WSD(Device)]または[WSD(Scanner)]を無効(Inactive)にします。

    IPv6アドレスは、リンクローカルアドレスのときだけWSD送信できます。

  • WSDからの読み取り要求禁止設定(工場出荷時の設定:[禁止する])

    [機器の管理][設定]>「スキャナー」の[導入設定][WSDからの読み取り要求禁止設定][禁止しない]に設定します。

1クライアントコンピューターからWebブラウザーのアドレス入力欄に、http://(本機のIPアドレスまたはホスト名)/を入力し、[Enter]キーを押します。

2[ログイン]をクリックします。

3ログインユーザー名とログインパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。

ログインユーザー名とログインパスワードについては、管理者にお問い合わせください。

4左フレームのメニューから[機器の管理]を選択し[設定]をクリックします。

5「スキャナー」の[導入設定]をクリックします。

6[WSD/DSM機能の利用][WSD]に設定します。

7[WSDからの読み取り要求禁止設定][禁止しない]に設定します。

8[OK]をクリックします。

機器を登録する

1クライアントコンピューターの[スタート]メニューから[すべてのアプリ]をクリックします。

Windows 7のときは、クライアントコンピューターの[スタート]メニューから[コンピューター]をクリックし、[ネットワーク]をクリックします。

2[Windowsシステムツール]をクリックし、[コントロールパネル]をクリックします。

Windows 7のときは、本機のアイコンを選択して右クリックし、[インストール]をクリックして手順を完了します。

3[ハードウェアとサウンド]をクリックし、[デバイスの追加]をクリックします。

4本機を選択して[次へ]をクリックします。

補足

  • Web Image Monitorの表示方法は『初期設定』「Webブラウザーを使用する」を、使用方法はWeb Image Monitorのヘルプを参照してください。

  • 機器の登録が終了すると、読み取り設定(プロファイル)が自動的に作成されます。プロファイルを変更するときは、クライアントコンピューターでWSDスキャナーの読み取り設定をするを参照してください。