WSDスキャナー(Pull型)を使用するための準備
WSDスキャナーを使用するためには、事前に以下の準備が必要です。
WebブラウザーでWSDを有効にする
機器を登録する
対応OSについて
WSDに対応するOSは、Windows Vista以降、Windows Server 2008以降です。使用できるエディションについては、使用しているコンピューターの説明書を確認してください。
一部のOSでは、WSDスキャナーの機能が使用できないときがあります。
個人認証またはユーザーコード認証を設定したときの制限事項
WSDスキャナー(Pull型)
個人認証またはユーザーコード認証によって使用者が制限されているとき、WSDスキャナー(Pull型)の機能は使用できません。
機器を登録するには管理者権限が必要です。Administratorsグループのメンバーとしてログオンしてください。
本機とクライアントコンピューターが異なるネットワークセグメントに接続されているときや、Windows 10のネットワーク検索が無効になっているときは、本機が検出されません。詳しくは、Windowsのヘルプを参照してください。
WebブラウザーでWSDを有効にする
WSDスキャナーを使用するには、クライアントコンピューターからWebブラウザーで以下の設定が必要です。(本機に搭載されているWeb Image Monitorという機能を利用します。)
WSDプロトコル(工場出荷時の設定:[有効])
IPv4を使用するときは、[機器の管理]>[設定]>「ネットワーク」の[IPv4]で[WSD(Device)]と[WSD(Scanner)]を有効にします。
IPv6を使用するときは、[IPv4]の[WSD(Device)]または[WSD(Scanner)]を無効(Inactive)にします。
IPv6アドレスは、リンクローカルアドレスのときだけWSD送信できます。
WSDからの読み取り要求禁止設定(工場出荷時の設定:[禁止する])
[機器の管理]>[設定]>「スキャナー」の[導入設定]で[WSDからの読み取り要求禁止設定]を[禁止しない]に設定します。
クライアントコンピューターからWebブラウザーのアドレス入力欄に、http://(本機のIPアドレスまたはホスト名)/を入力し、[Enter]キーを押します。
[ログイン]をクリックします。
ログインユーザー名とログインパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。
ログインユーザー名とログインパスワードについては、管理者にお問い合わせください。
左フレームのメニューから[機器の管理]を選択し[設定]をクリックします。
「スキャナー」の[導入設定]をクリックします。
[WSD/DSM機能の利用]を[WSD]に設定します。
[WSDからの読み取り要求禁止設定]を[禁止しない]に設定します。
[OK]をクリックします。
機器を登録する
クライアントコンピューターの[スタート]メニューから[すべてのアプリ]をクリックします。
Windows 7のときは、クライアントコンピューターの[スタート]メニューから[コンピューター]をクリックし、[ネットワーク]をクリックします。
[Windowsシステムツール]をクリックし、[コントロールパネル]をクリックします。
Windows 7のときは、本機のアイコンを選択して右クリックし、[インストール]をクリックして手順を完了します。
[ハードウェアとサウンド]をクリックし、[デバイスの追加]をクリックします。
本機を選択して[次へ]をクリックします。
Web Image Monitorの表示方法は『初期設定』「Webブラウザーを使用する」を、使用方法はWeb Image Monitorのヘルプを参照してください。
機器の登録が終了すると、読み取り設定(プロファイル)が自動的に作成されます。プロファイルを変更するときは、クライアントコンピューターでWSDスキャナーの読み取り設定をするを参照してください。