使用説明書RICOH IM C300/C300F

インターネットファクスを受信する

本機のメールアドレス宛に送信されたメールをインターネットファクスとして受信し、印刷します。本機からPOPサーバーに新着メールの問い合わせをする間隔は、15分に設定されています(工場出荷時の設定)。

インターネットファクス受信のイメージイラスト
  • 受信プロトコルをSMTPにすると、メールが届くとすぐに受信動作します(SMTP受信)。

  • SMTP受信をしないときは、自動で受信しないで、ファクス画面から操作したときだけ受信するようにも設定できます。

補足

  • SMTP受信を設定すると、正常に受信できないときでもエラー通知メールが送信元に送信されません。

  • インターネットファクス用のメールアドレスにパソコンやスマートデバイスからメールを送信し、添付ファイルを本機から印刷できます。

インターネットファクスで使用できる受信機能

ファクスで使用できる受信機能のうち、インターネットファクスでは以下の機能が使用できます。

〇:使用できる

-:使用できない

機能

使用できる/できない

直接受信

-

ID受信

-

受信側縮小

しおり印字機能

送信側情報印字

受信時刻印字

自動電源受信機能

封筒受信

-

受信文書印刷部数設定

-

相手先別迷惑ファクス防止設定

相手先別受信文書印刷部数

相手先別封筒受信

-

相手先別メモリー転送設定

相手先別両面印刷

相手先別給紙トレイ選択

記録分割・縮小

センターマーク印字

回転レシーブ

集約印刷

-

両面印刷

回線別排紙先設定

給紙トレイ選択

通信枚数カウンター

メモリー転送

自動用紙選択

手差しトレイ用紙印刷

ジャストサイズ印刷

SMTP受信を設定する

工場出荷時の設定では、15分おきにメールを受信します。[システム設定][送信(メール/フォルダー)][メール]で受信プロトコルをSMTPに設定すると、SMTPサーバーにメールが届くと即座に受信します。

SMTP受信したメールを、ほかのファクスに配信する方法もあります。

SMTP受信したメールをほかのファクスに配信する

重要

  • あらかじめ、DNSサーバーのMXレコードで、SMTPサーバーの転送先を本機に指定してください。

1ホーム画面で[設定]を押す。

本体画面のイラスト

2設定画面で[システム設定]を押す。

本体画面のイラスト

3[送信(メール/フォルダー)][メール][受信プロトコル]を押す。

本体画面のイラスト

4[SMTP]を選択し、[OK]を押す。

5設定が終わったら、[ホーム])を押す。

補足

  • メモリーの残量が少なくなっているときは、メール受信時間になっても受信しません。メモリー残量が多くなってから受信します。

メールを手動で受信する

新着メールの問い合わせを待たずにすぐにメールを確認できます。

1ホーム画面で[ファクス]を押す。

本体画面のイラスト

2ファクス画面で[ファクス受信]を押す。

本体画面のイラスト

3[手動受信:メール]を押す。

本体画面のイラスト

メール添付したファイルを本機で印刷する

パソコンやスマートデバイスで本機にメールを送信すると、メールに添付したファイルを印刷できます。対応しているファイル形式は、JPEG、PDF、TIFF(モノクロ)です。

  • JPEGまたはPDFのファイルは 1通のメールに1ファイルだけ添付できます。

  • ファイル形式によって、本機の動作が以下のように異なります。

TIFFファイルを添付したときの動作

インターネットファクスとして受信し、印刷します。

JPEG/PDFファイルを添付したときの動作

  • JPEG/PDFファイルは、ファクスではなくプリンターのジョブとして処理されます。

  • メール本文のテキスト情報は印刷されません。

  • ファクスで使用できる受信機能はすべて使用できません。受信確認要求にも応答しません。

  • 印刷履歴は、プリンター機能のジョブ履歴として記録されます。

  • 暗号化されたPDFは、PDFに設定されたパスワードが「プリンター設定 PDF設定 PDFパスワード変更」で設定したパスワードと一致するときだけ印刷されます。

  • EXIFフォーマットのJPEGファイルを受信したときは、A4またはLTサイズの用紙に印刷されます。

補足

  • JPEG/PDFファイルを印刷しない設定にしているときや、TIFF、PDF、JPEG以外のファイルを受信したときは、送信元にエラー通知メールが送信されます。