使用説明書RICOH IM C300/C300F

SMBプロトコルによるデータ送信のセキュリティー強化

SMBプロトコルによるデータ送信で、以下の機能が使用できるようになりました。

機能

バージョン2.0まで

バージョン2.1

SMBv3機能拡張の設定

不可

認証レベルの設定

不可

  • フォルダー送信でKerberos認証に対応しました

データ送信先で可能な暗号化の単位

フォルダーごと

  • フォルダーごと

  • サーバーごと

SMBバージョン

  • SMBv3まで

  • SMBv2/v3を無効にすることでSMBv1を選択できます

  • SMBv3.0.2、SMBv3.1.1に対応しました

  • 使用できる最もセキュリティーの高いプロトコルを自動選択します

フォルダー検索の中断

不可

SMBv3拡張機能の設定

  • あらかじめ、[SMB][SMBv2/SMBv3]を有効にしてください。

  • 認証レベルの設定、サーバー単位で暗号化された宛先へのデータ送信、SMBv3.0.2、SMBv3.1.1を有効にするには、[SMBv3機能拡張][有効]にします。

  • 操作部の[設定][システム設定][ネットワーク/インターフェース][SMB][SMBクライアント詳細設定][SMBv3機能拡張]で設定します。

  • 設定を変更したら本機を再起動してください。

  • 工場出荷時の設定では、[SMBv3拡張機能]は無効になっています。

  • [SMBv3機能拡張][有効]を選択した後に[SMBv2/SMBv3][無効]を選択すると、SMBv3拡張機能は無効になります。このとき、[SMBv3機能拡張]の表示は[有効]のままになります。

RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500シリーズは[SMBv3機能拡張]が表示されません。搭載されているRICOH Always Current Technologyのバージョンに関わらず、以下で説明している機能に対応しています。

認証レベルの設定

  • Web Image Monitorの[ネットワーク][SMB][詳細設定][認証レベル]で設定します。

  • [認証レベル][レベル4:Kerberos 認証]に設定したときは、コンピューター名が半角15 文字以内の、ドメインに参加しているパソコンにだけ送信できます。

データ送信先で可能な暗号化の単位

サーバー単位で暗号化されている宛先にもフォルダー送信できるようになりました。

SMBバージョン

Windows認証とデータ送信でSMBv3.0.2、SMBv3.1.1を使用できるようになりました。

フォルダー検索と接続テストの中断

フォルダー送信時やアドレス帳登録時、送信先フォルダーのネットワーク検索と接続テストを中断できるようになりました。