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SNMP

コミュニティ名などSNMPに関する表示と変更を行うにはsnmpコマンドを使用します。

設定できる登録番号は1~10です。

本機のコミュニティ名を変更する場合、お使いになるパソコンの設定も変更する必要があります。詳しくは、SNMPを参照してください。

登録番号1と2の工場出荷時の設定は次のとおりです。

登録番号

1

2

コミュニティ名

public

ricoh

IPアドレス

0.0.0.0

0.0.0.0

アクセスタイプ

read-only

trap off

read-write

trap off

表示

SNMP情報と使用可能なプロトコルを表示します。

msh> snmp ?

指定した登録番号の設定状態を表示します。

msh> snmp [登録番号]

登録番号を省略すると、すべての番号の状態を表示します。

msh> snmp (-p)

-pオプションを付けると1画面ずつ表示されます。

コミュニティ名設定

指定した登録番号のコミュニティ名を設定します。

msh> snmp [登録番号] name [コミュニティ名]

コミュニティ名は半角英数字で15バイト以内です。

アクセスタイプ設定

登録番号ごとにアクセスタイプを切り替えます。

msh> snmp [登録番号] type [アクセスタイプ]

アクセスタイプには下のread/write/trap/noのいずれかを指定します。

アクセスタイプ

設定される内容

read

情報の読み出しのみ可(readonly)

write

情報の読み出しと書き込みが可能(read-write)

trap

エラー情報を通知(trap)

no

アクセスできません(not accessible)

プロトコル設定

使用可能なプロトコルを選択するには次のコマンドを使います。このコマンドで設定を無効にすると、すべての登録番号で使用できなくなります。

msh> snmp {ip} {on | off}

  • プロトコルを有効にするには「on」を、無効にするには「off」を指定します。

登録番号ごとにプロトコルの設定を変えるには次のコマンドを使います。ただし、上のコマンドで無効にしたプロトコルは、このコマンドで有効にしても使用できません。

msh> snmp [登録番号] active {ip} {on | off}

アクセス設定

使用するプロトコルに応じたホストのアドレスを設定します。

「アクセスタイプ」を「read-only」または「readwrite」に設定したときは、ここに入力したアドレスのホストからの要求だけを受け付けます。どのホストからの要求でも受け付けるようにするには、「0」を入力します。

msh> snmp [登録番号] {ip} [ アドレス]

TCP/IPを使用するときはアドレスとしてIPアドレスを入力します。

(例)登録番号3にIPアドレスを設定する(192.168.15.16)

msh> snmp 3 ip 192.168.15.16