RICOH Cloud Whiteboard Serviceを安全にご利用いただくために
はじめに
情報化社会の発展とともに、コンピューターウィルスや個人情報の漏えい、外部からの不正アクセスなど様々な脅威が我々の周りを取り囲んでいます。多様化する脅威に対し、お客様にとってセキュリティー対策の取り組みが、最も重要な課題のひとつとして取り上げられています。このようなセキュリティーの脅威は、パソコンやサーバー、ネットワークに限られた話ではありません。RICOH Cloud Whiteboard Serviceを使用するときも、適切な設定・運用をするとセキュリティーの脅威を軽減できます。
RICOH Cloud Whiteboard Serviceをより安全にご利用いただくために、以下の対応を推奨します。
お客様の環境で設定する項目
インタラクティブホワイトボードの運用
ファイアウォールにより隔離されたネットワークに置くことで、インターネットからの不正アクセスを防止できます。
パソコンやその他のモバイル端末(iPadやAndroid端末)の運用
離席時のロック
パソコンやその他のモバイル端末でブラウザーを開いて操作中のまま離席するときは、パソコンやその他のモバイル端末をロックすることを推奨します。
ブラウザー使用の分離(ウェブログインしたまま同じブラウザーで無関係なウェブサイトを見ない)
パソコンのブラウザーからウェブログインして操作中に他のウェブサイトを閲覧するときは、確実に信頼できるサイトを除き、別のブラウザーを使用することを推奨します。同じブラウザーを使用するときは、他のサイトを閲覧する前にログアウトしてください。ウィンドウやタブを閉じるだけで済まさず、その前にログアウトが必要です。
ハイパーリンクへの注意(信用できるリンクしか開かない)
パソコンやその他のモバイル端末でメールや掲示板カキコミにあるハイパーリンクを開くときは注意し、信用できるリンクしか開かないようにしてください。
セキュリティー更新プログラムの適用
使用する端末のセキュリティー更新プログラムは速やかに適用してください。
モバイル端末のセキュリティー対応
モバイル端末は、携帯キャリア経由でのモバイル通信などファイアウォール内で使用されないことも想定されるため、セキュリティー対応ソフトの導入など端末のセキュリティー対応をしてください。
USBメモリーの使用
事前にウィルス感染していないことを確認してから使用してください。
RICOH Cloud Whiteboard Serviceで設定する項目
設定および運用
管理者パスワードは、第三者に推測されにくいものを設定してください。また適切にパスワードを管理してください。
設定
会議に設定するパスワードは、第三者に推測されにくいものを設定してください。
運用
使用したあとは、会議から退出してください。第三者に不用意に会議内容を見られるのを防げます。
セキュリティー対策向けの更新ファームウェアが提供されたときは、速やかに更新してください。
設置環境
機密情報を取り扱うときは、第三者が盗み見できない場所で使用してください。
破棄時
インタラクティブホワイトボード本体およびコントローラー内に、機器の認証情報が保存されています。工場出荷状態に初期化してから破棄してください。