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IP-ファクス機能の概要

機能の概要

IP-ファクスは、TCP/IPを使用しているネットワークに直接接続されたファクス同士で、文書を送受信します。

IP-ファクス機能には以下の特長があり、同じLAN内の通信に適しています。

  • 通信費を低減できる

  • IP-ファクス同士の送受信は、通常のファクスより通信速度が速い

IP-ファクスが通信の接続に使用するプロトコルとしてSIPとH.323を採用しています。

IP-ファクスの受信方法は通常のファクスと同じです。受信方法は受信の種類を参照してください。

IP-ファクスの宛先

ファクス番号の代わりにIPアドレスまたはホスト名を指定します。

  • 指定するIPアドレスの例:192.168.1.10

  • 指定するホスト名の例:IPFAX1

ゲートキーパーを使用するときは、エイリアス電話番号を指定します。

  • 指定するエイリアス電話番号の例:0311119999

SIPサーバーを使用するときは、SIPユーザー名を指定します。

  • 指定するSIPユーザー名の例:ABC

ゲートウェイ(T.38準拠)を経由して、加入電話回線(PSTN)に接続されているG3ファクスに送信するときは、相手先のファクス番号を指定します。

  • 指定するファクス番号の例:03-1234-5678

IP-ファクスのイメージイラスト

この機能を使用するために必要なオプションについては、『本機のご利用にあたって』「オプションが必要な機能一覧」を参照してください。

補足

  • 本機のIP-ファクス機能は、ITU-T勧告T.38に準拠しています。

  • SIPを使用するときは、IPv6ネットワーク経由で送受信できます。